ITCは、スイスのピラタス・エアクラフト社が製造する2019年製PC-24型ビジネスジェット1機の委託売買（ブローカレッジ）取引を完了しました。新型コロナ禍の下、厳しい移動制限が実施されている豪州から北米へのフェリーフライトを経て購入企業に引き渡された同機は、現在、社用機として活躍しています。
乗客4-10名乗りのPC-24型機は最新鋭のジェット機で2018年に納入を開始し、北米、豪州及び欧州を中心に世界約20ヵ国で現在約90機が運航されています。高い人気を誇るPC-12型ターボプロップ機を製造する同社が12年をかけて開発し「世界初の超多用途ジェット機」と位置づける同機は、離陸距離893メートルと他のビジネスジェットが離発着できない通常より短く、且つ、未舗装の滑走路でも運用が可能です。更に、PC-24型機の広い機内とカーゴ・ドアは、救急患者を運ぶストレッチャーの搬入・搬出にも適していることから、旅客・社用・VIP機としてはもちろん、各国のへき地住民の移動や豪州の広大な砂漠地帯等における救急医療搬送用機材としてその高い性能を発揮しています。
ITCは新型コロナウィルス感染症の影響によりヒト・モノの移動が制限される2020年に於いても、3国間取引を含む複数の航空機売買・リース組成を通じてヘリコプター、ターボプロップ及びビジネスジェットを世界各国のお客様に引渡しました。
弊社は引続き航空機の専門商社・リース会社として、厳選された航空機の売買、リース組成、アセットマネジメントから再販まで航空機にかかるワンストップサービスを世界各国のお客様に提供して参ります。
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株式会社ITCアエロリーシング
