米スペースXの有人宇宙船の帰還で、ITCアエロリーシングのリース機が活躍

2020年 8月 6日

8月2日(米国東部時間)、米国民間企業スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)社が開発した宇宙船「クルードラゴン」の地球への帰還に際し、ITCがリースするエアバス・ヘリコプターズ社製EC225型機が大役を担いました。

米国航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士ダグ・ハーリー氏とボブ・ベンケン氏を乗せた「クルードラゴン」は、2日午後(米国東部時間)に南部フロリダ州沖のメキシコ湾に着水しました。飛行士2人は洋上で待機していた回収船に引き上げられ、その後、ITCのリース機であるEC225型機で船上から岸へと輸送されました。

飛行士を輸送したEC225型機は、ITCが米国に本拠を置く運航会社向けにリースしている大型双発ヘリコプター「スーパーピューマ」で、日本でも海上保安庁を中心に官公庁に納入されている機材です。ITCは、現在同型機4機を同運航会社にリースしており、主に人員・物資輸送等に供されています。

同運航会社は米国政府や国連機関向け事業を世界各国で行っており、今般の宇宙船帰還プロジェクトへの参画は同社の長年に亘る実績が高く評価された結果です。今般の成功を受け、同社は引き続きスペースX社のプロジェクトに参画するとともに、ボーイング社が進める同様のプロジェクトでも宇宙船の地球帰還に際し大役を担う事となります。

ITCは今後も各国の運航会社と連携しながら、小型単発ヘリコプターから大型双発ヘリコプター、ターボプロップ機、そして中型ジェット機まで、幅広い機材を提供できるよう努めて参ります。

【お問い合わせ先】
株式会社ITCアエロリーシング